所蔵資料紹介

東京都公文書館で所蔵している主要な資料を、資料年代別にご紹介します。
資料説明記述の末尾【 】内は、情報検索システム上の【資料種別】です。

江戸期の資料

御府内沿革図書

延宝(1670年代)−文久(1860年代)の180年間の江戸市中における武家屋敷・町屋・寺社・道路・橋・河川等の地域変遷図を集録した貴重な史料。全43冊、附録図(御府内沿革図書絵図)42枚からなる。江戸幕府普請方から東京府へ引き継がれた。 【江戸明治期史料】

御府内備考

江戸幕府官選の江戸地誌。正編(145巻)には市街の起立・沿革、旧跡・名家など、続編(147巻)には社寺の沿革・由緒を集録。附1巻あり。 【江戸明治期史料】

新見文書

旗本新見家に残された、主として役職に関わる記録類、全354点(一部整理中)。目付・大坂町奉行・側衆等を歴任した新見正路(しんみ まさみち)とその父正登(まさただ)によって作成されたもの。幕府の儀礼記録のほか、上覧相撲取組の記録や江戸城の普請検分の際の細図面などを含む。 【江戸明治期史料】

撰要永久録  (高野家文書)

家康関東入国後、江戸伝馬役を命じられ、南伝馬町二丁目等の名主も勤めた高野新右衛門家の編集史料。町触、町用記録、御伝馬御用記録をそれぞれ御触事、公用留、御用留としてまとめた、江戸民政に関する基本的な史料。全163冊(含写本)。
本史料の他、高野家文書として「日記言上之控」など15点を所蔵している。  【江戸明治期史料】

高松家文書

内藤新宿の開発名主で、代々問屋をつとめた高松家に伝来した文書、1,100点余。元禄2年(1689)―明治29年(1896)にかけての文書が含まれる。平成21年度に修復が完了した。
このほかに、「高松文書」と題する東京市史編纂室が筆写した史料があり、84点の文書が収められている。 【江戸明治期史料】

藤岡屋日記

神田御成道の古本屋藤岡屋の主人須藤由蔵の記録情報集。幕末江戸の広汎な情報を集めた史料。原本は東京大学に所蔵されていたが、関東大震災で焼失し、東京市史編纂室が筆写した当館所蔵の写本のみが伝わる。全152冊。  【江戸明治期史料】

八丈実記

近藤富蔵(文化2年(1805)−明治20年(1887))著。富蔵は蝦夷地の巡検で著名な近藤重蔵の子。文政10年(1827)配流。八丈島及び伊豆諸島・小笠原諸島に関する豊富な記事と挿絵で知られる。明治20年(1887)東京府が購入し、東京府文庫に所蔵されていた。東京都文化財指定。 【江戸明治期史料】

明治期の資料

順立帳

東京府文書 明治元−4年(1868-71)、全156冊。明治初年、東京の都市行政を担当した、東京府常務方(常務局・庶務本課)により作成された公文書。当該組織が収受・作成した文書を年月日順に綴っており、江戸から明治への移行期に起こった様々な事象を知ることができる。 【公文書_簿冊】

府治類纂

東京府文書 明治元−5年(1868-72)の公文書を、布令、会計、警備・消防、社寺など26のテーマに分け、37冊にまとめたもの。当該時期の東京府行政を調べる上で必須の基本文献。 【公文書_簿冊】【公文書_件名_府市】

沽券地図

明治6年(1874)12月、東京府地券課が作成した東京の市街地の地籍図。当時の行政区画である第一大区から第六大区まで全76枚からなる。  【江戸明治期史料】

銀座煉瓦街建設関係文書

東京府文書 明治5年(1873)銀座から築地一帯の大火を契機に、東京市中の家屋をすべて不燃化しようという構想により着手されたのが、銀座煉瓦街建築である。工事に従事した御雇外国人ウォートルスの自筆文書や、工事区域の立ち退き関係文書、煉瓦家屋の不備を訴える文書など100冊余からなる。 【公文書_簿冊】【公文書_件名_府市】

小笠原嶋日誌

小笠原島東京府出張所の作成した日誌を東京府庶務課が綴った文書。明治14年(1881)10月−同19年(1886)5月までの13冊からなる。本日誌の作成は、二代目出張所長南貞助の発案による。明治前期の小笠原島の事情を知る基本資料。 【江戸明治期史料】

東京府文献叢書

東京府記録掛編修部作成。地誌・府史編纂事業のために、明治11年(1878)から明治20年代にかけて収集・編纂された。主として当時未公刊であった江戸時代以来の地誌を集めた甲集(全125巻)と、東京府の行政沿革、歴史的な考証の資料となるものを集めた乙集(全25巻)とからなる。 【江戸明治期史料】

大正・昭和戦前期の資料

大正博覧会関係

東京市文書 大正2―3年(1913-4) 7冊。大正3年に上野で開催された東京大正博覧会に関する文書。 【公文書_簿冊】【公文書_件名_府市】
東京市は東京館を建設し、展示事業を行った。このとき東京市が出品した伊能忠敬の江戸府内図写本も所蔵している。

関東大震災・帝都復興関係文書・資料

東京府・東京市文書 大正12年(1923)9月1日に発生した関東大震災とその後の復興事業に関する公文書(約1,000冊)及び図書・庁内刊行物(約1,200冊)。 【公文書_簿冊】【公文書_件名_府市】【図書】【庁内刊行物】
このほか内田祥三関係資料【資料_個人アーカイブ等】にも震災復興区画整理移転図など貴重な震災関係資料が含まれている。

東京市域拡張関係文書

東京市文書 昭和6−11年(1931-36) 約100冊。関東大震災後、急速に都市化が進んだ東京の郊外地域を昭和7年(1932)10月1日に、東京市に編入した。この「市域拡張」事業に関する公文書類。 【公文書_簿冊】【公文書_件名_府市】

学童疎開関係文書

東京都文書 東京都教育局教育第一課(のち国民教育課)が作成・収受した学童集団疎開に関する文書。昭和19−21年(1944-46)、全4冊(修復製本後5分冊)。主要なものについては、「資料東京都の学童疎開」(平成8年刊 東京都公文書館編)に翻刻刊行している。現在原本整理中。

戦後・現代資料

渉外・GHQ関係文書

東京都文書 昭和21−23年(1946-8) 85冊。長官官房渉外部庶務課の作成・収受した文書で、旧軍用施設の接収やその解除など、当時日本を占領していた連合国総司令部(GHQ)との詳細なやりとりがわかる。 【公文書_件名_都】

農地改革関係文書

東京都文書 昭和21−41年(1946-66) 約70冊。経済局(現産業労働局)農務課(のち農地課・農林経済部・農林部)が作成・収受した農地改革等に関する文書。 【公文書_件名_都】

東京オリンピック関係文書・資料

昭和39年(1964)年に開催された第18回オリンピック東京大会の招致から開催に到るまでの公文書・刊行物類と、昭和15(1940)年に予定されていた第15回オリンピックの招致から中止に到る公文書・刊行物類。 【公文書_件名_都】【図書】【庁内刊行物】
東京都公文書館 Tokyo Metropolitan Archives