都史資料集成 第8巻 大東京市の課題と現実

東京市土木事業常設委員会議案の表紙

昭和7年(1932)10月1日、東京市は周辺5郡82町村を編入し、これを改編して新たに20区を新設し、従来の15区とあわせて35区としました。いわゆる大東京市の成立です。その区域面積は553平方キロメートル、人口は587万人強(昭和10年国勢調査)。昭和11年(1936)10月1日には、北多摩郡から千歳・砧の両村を編入しています。東京市は、その規模において歴史上例をみない、空前絶後の巨大基礎的自治団体であったのです。

本書は、大東京市の成立した1930年代を対象に、「帝都」東京の基礎的自治団体であった東京市が、市政の運営をめぐって直面したさまざまな問題を、議決機関(市会)と執行機関(市長)及びその監督官庁である東京府、内務省の四者の関係という観点から整理し、関連資料を収録しています。

第8巻の構成