都史資料集成II 都制施行から昭和30年代までを対象にした東京都の歴史に関する資料集

都史資料集成2

『都史資料集成II』は、東京都制が施行された昭和18(1943)年から、昭和30年代に至る約20年間を対象とした、東京都の歴史に関する基礎資料集です(全8巻+別編2巻刊行予定)。

『都史資料集成』(全12巻)の後継シリーズとして、各対象年代に特有の主題を選び、それに則して資料を集成したテーマ別資料集となっています。

最新刊のお知らせ

第5巻 首都東京の行政機構

「区民自治擁護連盟」新宿区 昭和26年「区民自治擁護連盟」新宿区 昭和26年

昭和22年(1947)5月3日、地方自治法の施行によって特別区が誕生した。
しかし特別区が、同法に規定された、市に準ずる権限を持つ基礎的自治体となるまでには、およそ半世紀にわたる「都区調整」の過程を経ることになった。
本書には、東京都に特有の自治体である特別区と都との関係調整の過程、すなわち「都区調整」に関する資料を収録し、昭和20年代における首都東京の行政機構の成り立ちを明らかにした。


第一 地方自治法の成立と都区調整―昭和22~23年
第二 第二次都区調整―昭和24~25年
第三 第三次都区調整―昭和26年
第四 地方自治法の改正と特別区制改革―昭和27年

4,852円(税別)

既刊分

第1巻 東京都制の成立

都政週報第1号表紙都政週報第1号表紙

昭和18年(1943)7月1日、東京都制の施行により、それまでの東京府と東京市を廃し、東京府の区域に人口733万人の東京都が誕生した。本書は、都制施行から、戦後改革の一環として昭和21年(1946)に実施された、第一次地方制度改革までを対象とし、東京都制関連の資料を収録した。


第一 東京都制の実施
第二 第一次地方制度改革と東京都制
第三 東京都制下の区
参考資料・東京都制に関する鈴木俊一氏談話速記(抄録)

4,797円(税別)

第2巻 自治体東京都の出発

当日は先づ投票、再建一票 昭和22年4月選挙ポスター当日は先づ投票、再建一票
昭和22年4月選挙ポスター

昭和22年(1947)5月3日、日本国憲法及び地方自治法の施行により、東京都は地方自治体として新たな出発をすることになった。住民の直接選挙によって初代東京都知事に当選した安井誠一郎の下で、自治体東京都の最初の四年間、どのような都政が展開されたのかを明らかにする。


第一 自治体東京都の行政 昭和二十二~二十五年度
第二 昭和二十二年地方選挙結果
第三 特別区の発足
参考資料・庁議

3,991円(税別)

第3巻 占領下の行政

TOKYO AND VICINITY(昭和26年3月)TOKYO AND VICINITY(昭和26年3月)

昭和20年9月、連合国軍が東京にやってきた。都は、矢継ぎ早に出される建物・施設の接収要求や物資の調達要求等に直面する。こうした事態に対応し、連合国軍との連絡調整を担う「渉外業務」が都政の重要課題となった。本書ではこの「渉外業務」を主軸に、占領下における東京都行政の実態を明らかにした。


第一 占領軍の受入れ
第二 軍政部期の渉外業務
第三 民事部期の渉外業務
第四 占領の終結へ

5,037円(税別)

第4巻 焦土からの復興

「東京都市計画地域変更並追加指定図・工業地域内特別地区指定図」(昭和23年9月)「東京都市計画地域変更並追加指定図・工業地域内特別地区指定図」(昭和23年9月)

太平洋戦争末期における激しい空襲により、焼け野原となった首都東京を再建するため、理想的な都市計画に立脚した戦災復興計画が策定された。
しかし、想定を超える急速な人口増や、財源不足等その実現には多くの困難が立ちはだかる。
戦災復興から首都建設へと展開する、昭和20年代東京都の足跡を追う。


第一 東京都復興白書
第二 東京の戦災復興計画
第三 復興事業の諸相
第四 首都建設をめざす

4,655円(税別)

第7巻 オリンピックと東京

開会式翌日の都庁第一本庁舎(昭和39年10月11日)の写真開会式翌日の都庁第一本庁舎
(昭和39年10月11日)

昭和39年(1964)10月、アジア地域初となる第18回オリンピック競技大会が東京で開催された。招致から開催、そしてオリンピック後の施策に至る東京都の諸活動を収録した。

以下の6部構成とし、併せてオリンピック・パラリンピック開催当時の東京都知事東龍太郎が残した日記から、招致活動に関わる内容を、参考資料として収録した。
第一 オリンピック招致
第二 オリンピック開催準備
第三 オリンピック関連事業
第四 準備事業進捗状況
第五 オリンピックを終えて
第六 パラリンピック・国際身体障害者スポーツ大会
参考資料・好日好時―東龍太郎日記抄

5,760円(税別)

別編

図録東京都政1 「文化スライド」でみる東京~昭和20年代

昭和27・28年の東京(都心部・数寄屋橋付近)都心部の空中写真(上)
数寄屋橋付近(下)

東京都が都政広報のために作製・発行した「東京都文化スライド」を素材に、昭和20年代の東京の様子を紹介した。

昭和27年度から発行を開始し、昭和43年度までに作製された168タイトルのうち、昭和20年代の東京都の姿をよく示す13タイトルを選んで収録。
第一 東京のすがた
第二 人々のくらしと都政
第三 東京の産業
第四 多摩と島しょのくらし

2,528円(税別)

図録東京都政2 「文化スライド」でみる東京~昭和30年代

昭和30年代の東京(国立競技場・国道1号赤羽橋付近・首都高速道路江戸橋ジャンクション)国立競技場(左上・左下)・国道1号赤羽橋付近(右上)
首都高速道路江戸橋ジャンクション(右下)

東京都が都政広報のために作製・発行した「東京都文化スライド」を素材に、昭和30年代の東京の様子を紹介した。

急激な人口集中や経済発展、それに伴う公害の顕在化等、オリンピック開催を迎えて変ぼうを遂げていく東京の姿を活写。
第一 変わっていく東京
第二 失われゆくくらし
第三 工業都市東京
第四 都市整備とオリンピック

3,899円(税別)

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