（支庁の風/平成17年11月号掲載）


　平成17年8月21日の夕方、地元の方から港湾ウミガメ隊（特命担当の港湾課職員）に、「カメが生まれそう！」との緊急通報がありました。
　現場に急行してから2時間が経過した午後8時頃、噂を聞き駆けつけた人たちが見守る中、次々と子ガメが生まれました。
　ウミガメのふ化は、産卵後50日から60日目と言われていますが、今回は54日目でした。
生まれたばかりのなのに海に向かって一生懸命に歩く子ガメの姿は、見守る人々に感動を与え、生命の力強さを感じさせました。
　翌22日には、43匹の子ガメが産まれ、前日に確認された60匹と合わせ計103匹が大海原へと旅立っていきました。
　ウミガメの産卵と保護、ふ化に至まで、多くの方々にご支援とご協力をいただき、ありがとうございました。いつの日か、この底土海岸で、大きくなったウミガメ達との再会を楽しみにしています。


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