- 平成26年7月10日に八丈島で神湊港(底土)船客待合所の完成記念式典が開催され、7月12日から使用できるようになりました。
新船客待合所は、八丈島の玄関口として島の特産品や観光名所等、観光情報の発信基地、地元住民と観光客との交流拠点として活用できるように整備されました。
建物は、旧船客待合所の約4倍の広さとなり、お客様にはゆったりとくつろいで頂ける空間ができました。2階には東海汽船の窓口、オストメイト対応のトイレ、授乳室などがあります。なお、2階トイレは屋外からも利用でき、24時間公衆トイレとしてご利用頂けます。3階には、八丈町交流施設と船客待合スペースがあります。
さらにバルコニーから階段で屋上に上がることができ、八丈島の美しい風景が、360度のパノラマでお楽しみいただけます。なお、屋上の開放時間は、通常9時から15時となっています(※東海汽船が欠航の場合は除く)。
また、隣接している緑地には新船客待合所から岸壁への導線として、スロープによる通路を設け、すべての皆様が、快適にそして安心してお使いいただけるようになっています。
夏の観光シーズンが到来し、建物内も賑わってまいりました。生まれ変わった海の玄関口へ、是非お立ち寄りください。
<施設概要から>
建物は、鉄筋コンクリート造3階建ての延べ床面積が約1,200㎡あり、既存船客待合所に比べ面積が約4倍と規模の大きい施設となっています。
建物デザインは、直線を基調でタイル、コンクリート、ガラスを多用してクリーンな印象としました。また、外部には木質ルーバーを取り付けて、無機質になりすぎないようにしました。外壁は意識的に凹凸を付け、シンプルな中にも船客待合所としての華やかさを演出しています。
室内は木材を使用した吹き抜けと大きな窓ガラスを採用し、開放感と光にあふれる空間となっています。
新船客待合所にいらした際には、設計者の想いも感じて頂ければと思います。 - 神湊港(底土)船客待合所の概観
式典の様子
スロープ通路
賑わう施設内