10 犯罪被害者やその家族の人権問題

犯罪被害者やその家族に必要なのは周囲の理解と支援です

「さまざまな被害に苦しんでいます」 私たちの心の痛みを理解してほしい

犯罪被害者やその家族の痛み

 殺人、暴行、傷害、性犯罪、交通犯罪などによる被害は、ある日、突然、理不尽 に誰の身にも起こり得ます。犯罪被害に遭うと、身体を傷つけられ、生命を奪 われるなどの身体的被害のほかに、稼ぎ手が失われることにより収入が途絶 え、生活ができないといった財産的被害、さらには、メディアの過剰取材や周 囲の人々の心無いうわさや中傷、偏見により、精神的苦痛を受けます。こうし た犯罪後に生じる被害を二次的被害と呼びます。犯罪被害者やその家族は長期にわたり、二次的被害にも苦しみ、その日常生活は一変します。

犯罪被害者やその家族への支援

 被害者団体等が、犯罪被害者やその家族が置かれている深刻な状況等を訴え続 けた結果、社会的な関心が高まり、平成17(2005)年に犯罪被害者等基本法が施行 されました。国は基本計画を策定し、犯罪被害者等のための施策を推進しています。
 東京都では、全庁を挙げて被害者等の多様なニーズに応えるため、被害者等に届く具体的な支援の計画を策定し、区市町村や民間団体などと幅広く連携するなどして様々な支援策を実施しています。
 その支援策の一つとして、「東京都総合相談窓口」を公益社団法人被害者支援都民センターと協働で運営しています。
 また、警視庁では、被害者やその家族の精神的な支援を行うため、犯罪被害 者ホットラインにおいて電話相談を行っています。
 さらに、性犯罪・性暴力の被害者は、被害の深刻さにもかかわらず、多くが誰にも相談できずにいます。こうした認識に基づき東 京都は平成27年7月から「性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援事業」を実施しています。
 
 私たちは、誰もが犯罪被害者となる可能性があります。被害者の身近にいて、いつでも支援することのできる周囲の人々の適切な対応が被害者の回復への一助となります。被害者及びその家族の人たちの立場に立って考え、支援することが大切です。

身近な方が被害にあったら・・・

◆東京都総合相談窓口 公益社団法人被害者支援都民センター

 相談者の状況や事情に応じて、専門の相談員等が様々な支援を無料で行います。
 ●電話・ファクス・インターネット・手紙による相談
 ●犯罪被害者等への各種の支援制度の紹介、情報提供
 ●その他、電話等の相談内容により実施
   ・面接相談
   ・自宅訪問
   ・病院・警察署・検察庁・裁判所などへの付添い
   ・被害直後における一時的な居住場所の提供
   ・精神科医等によるカウンセリング等

  電話相談:03-5287-3336  FAX:03-5287-3387
  電話受付: 月・木・金曜日 9:30から17:30まで
         火・水曜日    9:30から19:00まで
         (土・日曜日、祝日、年末年始を除く。)
  ホームページ :http://www.shien.or.jp

※公益社団法人被害者支援都民センターは、被害者支援を適正かつ確実に行うことができる法人として、東京都公安委員会から「犯罪被害者等早期援助団体」に指定されています。

◆性暴力救援ダイヤル NaNa(ナナ)
(Not alone, Not afraid=もう1人じゃないよ、恐れずに連絡して)

 03-5607-0799
 ●24時間365日相談を受け付けます。
 ●必要に応じて民間支援団体の相談員が医療機関や警察に付き添います。
 ●中長期的な精神的ケア等が必要な場合も、専門的な機関につなぎます。

東京都犯罪被害者支援計画

犯罪被害給付制度

関連リンク

犯罪被害者等への支援

啓発資料等

関係機関等

関係法令等