9 HIV感染者等の人権問題

病気の苦しみを一層深めてはいませんか?

「どんな病気か知っている?」 正しく理解して欲しい

患者や感染者への差別

 HIV感染・エイズやハンセン病などの感染症では、その病気に対する正しい知識や理解がないために、患者や感染者、さらに家族が差別されることがあります。感染症に対する正しい知識と理解を深めることや感染者・患者のプライバシーに配慮することが必要です。

HIV感染・エイズ

 エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による感染症です。まだ完治させる方法は見つかっていませんが、適切な治療を受ければ、エイズの発症を抑えることができます。日常生活では感染することはありませんが、誤った知識や無理解から、就職をはじめ日常生活において、患者や感染者への差別や偏見がみられます。このために就業が続けられなくなる事例などが明らかになっています。 患者や感染者が働き続けるためには、周囲の私たちが正しい知識をもち、定期的 な通院治療等に理解を示すことが大切です。
 また、エイズは早期に治療を始めればコントロール可能な病気であり、HIV検査 を受け感染を早期に発見することは、その後の生活の質を維持して いく上で大変重要です。
東京都におけるHIV感染者及びAIDS患者の年齢別割合(平成26年)

ハンセン病

 ハンセン病は、らい菌により末梢神経や皮膚が侵される感染症ですが、感染力は弱く、現在は外来治療だけで確実に治癒します。
 しかし、かつては不治の病あるいは遺伝病と考えられ、特に昭和6(1931)年以降、患者は法律により療養所に強制隔離されました。また、家族も差別と偏見にさらされました。
 平成20(2008)年6月には、ハンセン病問題基本法が成立し、国に入所者等への医療体制の整備や、社会復帰の支援、名誉回復の措置などを義務づけるとともに、 回復者の人たちの意向を取り入れるなどにより、各療養所の実情にあわせて療養所の施設や土地を地域住民に開放したり、自治体が利用できるよう規定されました。
 現在、患者や回復者の名誉回復の取組とともに、療養所における地域交流も行われています。その一方、平成15(2003)年に起きたホテルの宿泊拒否事件のような差別や偏見も残っています。

 東京都は、これらの感染症に対する理解を深めて、偏見や差別をなくすための啓発を行っています。私たち一人一人が、こうした人たちとともに生きる仲間として、手を取り合うことが大切です。

関連リンク

啓発資料等

関連部局等

 ※東京都は、11月16日から12月15日までを「東京都エイズ予防月間」として、広く都民を対象としたエイズに関する啓発キャンペーンを実施しています。詳細はこちらをご覧ください。

関係法令等

 ※注記のない限り、法令は、総務省電子政府利用支援センターへのリンクです。