不快・差別的な言葉が使われている魚の名前を改名へ
  平成19年2月1日、日本魚類学会は、「メクラ、オシ、バカ、テナシ、アシナシ、セムシ、イザリ、セッパリ、ミツクチ」といった、9つの不快・差別的と感じられる言葉を含む魚類の標準和名32種分を改名する、と発表しました。

 <標準和名とは?>

 生物の分類単位ごとに定められた、固有の学術的名称です。学術研究や、水族館、博物館などでの展示の際の表記など、共通の理解を得ることが必要な分野での使用が推奨されてきたものです。
 なお、通俗名(方言、商品名等)の使用を制限するものではありません。

 <改名の理由・目的は?>

1 今回、対象となった標準和名は、命名時には差別的な意図がなかったとしても、現在の社会状況に照らすと、利用者に対し、精神的に傷つけたり不快感をもたらすことがあります。

2 さらに、標準和名が、水族館、博物館などの公共機関において使われていることから考えると、それらの名称使用の妥当性(見学される方々への影響)が、問題となります。実際、一部の和名について、別名への言換えの動きがあります。

3 言換えに当たって、統一性が無く、混乱がみられます。このような状況は、標準和名が果たす役割という観点から考えると、決してよいとはいえません。

 <改名の具体例>
  メクラウナギ  は  ホソヌタウナギ へ
  オシザメ  は  チヒロザメ へ
  メクラアナゴ は  アサバホラアナゴ へ
  セムシイタチウオ は セダカイタチウオ へ

 日本魚類学会では、改名した標準和名の普及への協力を呼びかけています。

  詳細については、日本魚類学会のウェブサイト(こちらをクリックしてください。)をご覧ください。