平成18年版「少年非行等の概要」が公表されました
  平成19年2月15日、警察庁から、「少年非行等の概要(平成18年1〜12月)」が発表されました。なお、「少年」とは、20歳未満の者を指しています。
 この報告の中から、昨今、特に問題となっている「いじめ」と「児童虐待」について取り上げてみましょう。

<いじめに起因する事件>
1 いじめに起因する事件の検挙件数は、233件(前年比41.2%増)でした。
 ・ 件数は、4年連続して増加傾向を示しています。
 ・ 平成18年に件数が大幅に増加した理由として、社会の関心の高まりが指摘されています。

2 いじめの原因・動機はどうでしょう。
   「力が弱い・無抵抗」が46.3%で第1位、次いで、「いい子ぶる・なまいき」が15.0%で第2位となっています(なお、これらは、複数回答の結果です。)。

3 いじめを受けた側の対応はどうだったのでしょう。
   被害少年の相談状況は、
     「保護者に相談した」:57.1%、「教師に相談した」:36.2%、「友人に相談した」:31.0% となっています(複数回答の結果です。)。
    一方、「相談しなかった」が21.9%と、いじめについて、5人に1人が自分で抱え込んでしまっていたという結果となっています。


<児童虐待事件>
1 児童虐待事件の検挙件数は、297件(前年比33.8%増)でした。なお、「児童」とは、18歳未満の者を指します。
  このうち、「身体的虐待」が最も多く、199件(構成比67.0%)でした。
2 では、児童虐待事件の加害者の状況はどうでしょうか。検挙人員合計329人の内訳をみてみると、
  実母:96人(全体の29.2%)、実父:86人(同26.1%)、養・継父56人(同17.0%)
 となっています。
3 一方、被害を受けた児童の状況はどうでしょうか。被害児童数合計316人を年齢や性別でみてみると、
 ・年齢では「1歳未満」の児童が最も多く、42人(構成比13.3%)でした。
 ・また、性別では、
  男児:128人(構成比40.5%)、女児:188人(構成比59.5%)
 となっています。