国立ハンセン病資料館がリニューアルオープンしました
 新館増築工事のため平成17年9月から一時休館していた高松宮記念ハンセン病資料館が、国立ハンセン病資料館として平成19年4月1日にリニューアルオープンしました。
 ぜひ一度、見学してみませんか。

1 ハンセン病とは
(1) ハンセン病は、「らい菌」という感染力の極めて弱い細菌により、皮膚や末梢神経が侵される感染症です。
(2) この病気は、昭和18(1943)年のプロミンにはじまる有効な治療薬によって、確実に治癒するようになりました。治癒した回復者の方から感染する可能性はまったくなく、治癒した後に残っている身体的変化は後遺症にすぎません。
(3) 一方、日本では、かつて行われていた患者強制隔離政策により、「ハンセン病は伝染力が強い怖い病気」という誤解が生じてしまい、その結果、偏見や差別が、現在に至っても残っています。


2 ハンセン病資料館とは
(1) 高松宮記念ハンセン病資料館は、ハンセン病についての正しい知識の普及啓発、偏見・差別の解消及び患者・回復者の名誉回復を図ることを目的として、平成5(1993)年6月25日に、国立療養所多磨全生園(たまぜんしょうえん・東村山市)に隣接して開館されました。
(2) 平成13(2001)年5月、熊本地方裁判所でのハンセン病国家賠償請求訴訟判決に際し、政府は「ハンセン病問題の早期かつ全面的解決に向けての内閣総理大臣談話」を発表し、ハンセン病問題の早期解決に向けた取組の一つとして「ハンセン病資料館の充実」を表明しました。これにより、高松宮記念ハンセン病資料館は、このたび国立ハンセン病資料館として、リニューアルオープンしました。


3 国立ハンセン病資料館の展示内容
新しい資料館の展示は、常設展示と企画展示で構成されています。
(1)  常設展示
常設展示の構成は、次のとおりです。
・展示室1「歴史展示」
ハンセン病の歴史を通して見た、患者・回復者やその家族への偏見と差別、人権の回復について、展示しています。
・展示室2「癩療養所」(らいりょうようしょ)
日本における1930年代の療養所での暮らしを中心に据えての、患者やその家族の置かれた状況や待遇について、展示しています。
・展示室3「生き抜いた証」(いきぬいたあかし)
患者・回復者が厳しい状況をどのように生き抜き、生きる意味を見出してきたか、その状況等について、展示しています。
(2)  企画展示
企画展示として「趙昌源絵画展−小鹿島の光と影−」が、平成19年4月1日(日)から5月31日(木)まで開催されています。


4 見学のご案内
(1) 住所
東京都東村山市青葉町4-1-13 TEL042-396-2909/FAX042-396-2981
(2) 休館日
月曜及び「国民の祝日」の翌日。ただし、月曜が祝日の場合は開館。
年末年始。館内整理日。
2007年4月〜6月の休館日は次のとおりです。
4月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月)、30日(月)
5月7日(月)、14日(月)、21日(月)、28日(月)
6月4日(月)、11日(月)、18日(月)、25日(月)
(3) 開館時間
午前9:30〜午後4:30(入館は午後4:00まで)
(4) 入館料
無料
(5) 交通案内
(バス)
西武池袋線 清瀬駅南口から
西武バス 久米川駅行き・所沢駅行きで約10分(「ハンセン病資料館」で下車)
西武池袋線・新宿線 所沢駅東口から
西武バス 清瀬駅南口行きで約40分(「ハンセン病資料館」で下車)
西武新宿線 久米川駅南口から
西武バス 清瀬駅南口行きで約20分(「ハンセン病資料館」で下車)
JR武蔵野線 新秋津駅から
西武バス 久米川駅行きで約25分(「全生園前」下車)、 徒歩15分

(自動車)
関越自動車道 所沢ICから約30分。
駐車できるスペースが少ないため、なるべく公共交通機関をご利用ください。


 国立ハンセン病資料館の詳細については国立ハンセン病資料館のウェブサイト(こちらをクリックしてください。)を、
多磨全生園については国立療養所多磨全生園のウェブサイト(こちらをクリックしてください。)を、
ハンセン病に関する人権問題については、東京都総務局人権部のウェブサイト中の資料「ハンセン病への偏見や差別をなくそう」(こちらをクリックしてください。)(PDFファイルです。)「みんなの人権」(こちらをクリックしてください。)(PDFファイルです。)をご覧ください。