「児童死亡事例の検証結果」及び「児童福祉司のコンピテンシーモデル」を公表しました
 
 平成19年5月2日、都は、「児童死亡事例の検証結果」及び「児童福祉司のコンピテンシーモデル」を公表しました。

<公表の背景>


 都の児童相談所が平成17年度に受理した児童虐待相談件数は3,221件であり、この5年間で7割も増加しました。相談内容も深刻化の一途をたどり、残念ながら、虐待により幼い命が失われる事例もありました。

 そこで、死亡という重大な事態に至った児童虐待死等の事例のリスク要因や課題を検証し、再発防止への具体的な改善に着手するとともに、虐待対応の最前線で働く児童福祉司の能力・資質向上、人材育成のため、コンピテンシー(注)モデルを構築し、児童相談所の専門性を高め総合対応力を強化することとしています。

 注)コンピテンシー:持続的に高い成果を上げている人の行動特性


<近年の東京都内における児童死亡事例検証のまとめ>

 本報告書は、平成16年4月以降に東京都内で発生した児童虐待等による死亡事例について、都少子社会対策部と都内11か所の児童相談所職員及び事例に応じ弁護士・臨床心理士・学識経験者の参画を得て検証した結果をまとめたものです。
 死亡という不幸な結果となってしまった事例を分析・検証するとともに、現場発の具体的な改善策も盛り込まれています。


・検証期間  平成17年6月〜平成19年2月
・検証事例数 平成16年4月以降に都内で発生した7件の死亡事例
 

<児童福祉司のコンピテンシーモデル>

 児童虐待対応の最前線で奮闘する児童福祉司の資質・行動力の向上を図るため、成果を上げている児童福祉司の行動特性について、現場職員の意見を集約し、「虐待相談プロセスにおけるコンピテンシーモデル」を作成しました。

 今後、このコンピテンシーモデルを活用し、児童福祉司の資質向上を図っていくこととしています。