大島の鳥類
解説
本州~九州に留鳥として生息し、日本の国鳥です。平地~山地の草原、田畑、河川敷などにすみ、地上を歩いて草の実や昆虫などを食べます。解説
全国的に留鳥として分布し、平地から山林の林に住み、大島でも市街地の庭や公園などでよく見観察されます。地上を歩いて植物質の餌をとることが多く、樹上で木の実を食べることもあります。解説
日本の天然記念物です。海岸や島しょの常緑広葉樹林に、単独又は小さな群れで生活しています。生態については不明な点が多く、大島でもグゥーという鳴き声を時々耳にしますが、姿を目にする機会はあまり多くありません。1回の繁殖で卵を1つ産みます。小笠原諸島に生息しているアカガシラカラスバトはカラスバトの1亜種で、現在の生息数は40羽程度と推測されており、絶滅が心配されています。東京都では平成21年度より保護増殖事業に取り組んでいます。解説
ハシブトガラスより小さく、嘴が細いのが特徴です。濁った声で鳴きます。留鳥で、低地から低山の村落付近の農耕地、川原、海岸などにいて、地上を歩いていろいろな物を食べます。解説
ヒヨドリと名がつくが、ツグミの仲間です。雄は青色、雌は褐色で下面に波状斑があります。海岸の岩場に留鳥として住みつくため、大島でも最もよく観察される鳥のひとつです。岩などにとまり、尾をゆっくり上下にふる動作をします。雄はよい声でさえずります。解説
体色は茶褐色で淡い眉斑があります。地鳴きは舌うちのようにチャッ、チャッと鳴きます。よく知られたホーホケキョという鳴き声でさえずります。全国の低地から山地のササのある場所で繁殖しています。解説
山地や北の地方のものは冬、暖地に移動しますが、大島では1年中生息しています。体色はうぐいす色で目の周りが白いのが特徴です。秋には熟したカキに集まり、春にはツバキ、ウメ、サクラなどの花の蜜を吸っています。解説
山地の低木林などに住み、数は多く、大部分は留鳥です。体色はオスの方が鮮やかな茶褐色で、頬の白さが目立ちます。メスはオスよりも全体に色が淡いのが特徴です。繁殖期には昆虫類、秋から冬には植物の種子を食べます。解説
日本国内ではほぼ全域に分布する留鳥です。地鳴きは「キリリ、コロロ」等と聞こえ、さえずりは「チョンチョンジューイン」等と聞こえます。低山から低地にかけての森林に広く生息します。近年は、都市部の市街地の公園や川原などでも観察されます。主に植物食で、植物の種子を食べることが多いです。解説
全国的に留鳥として人家付近に住み、地上で草の種子や人の落としたものを食べますが、繁殖期には昆虫もたくさんとります。繁殖期は、巣の材料として、イネ科の植物などの繊維状のものを用いるため、営巣時期にはそれらをくわえて飛ぶ様子が見られます。動物園で動物に与えているワラなどもくわえて飛んでいることがあります。解説
体色は灰黒色で顔には白い羽毛があり、嘴と足はオレンジ色です。キュルキュル、リャーリャーと騒がしく鳴きます。留鳥として村落付近や市街地で多く観察されます。芝生、耕地などを歩いて昆虫などをとり、樹上で木の実を食べます。解説
頭は大きくて、尾は長めで強い足を持ちます。先が鋭くかぎ形に曲がって太い嘴を持ちます。明るい林や木の点在する草原に住み、枯れ枝などにとまって地上の獲物を探して、発見すると飛び降りて嘴でとります。捕えた獲物を小枝やとげに刺す習性があり、「モズのはやにえ」と呼ばれています。解説
海岸から高山まで広く生息し、都会のビル街でも生活しています。繁殖期以外は群れになり、夜はねぐらに集まります。雑食性で何でも食べ、ゴミをよくあさり、動物や魚の死体にも集まります。樹木に巣を作りますが、都会では街路樹に巣をかけ、繁殖期には下を通る人を襲うこともあります。
解説
本州以南の海岸で見られる留鳥だが個体数は多くありません。岩の多い海岸で単独もしくはつがいで生活し、波打ち際を歩いて魚やカニ、エビなどを食べます。黒いタイプと白いタイプがいて、黒色型が多く白色型は南西諸島で観察されます。