大島の昆虫類
分類群 : 昆虫
目名 : コウチュウ
科名 : クワガタムシ
属名 : アオバハゴロモ
標準和名 : アオバハゴロモ
別名 : ハトポッポ
学名 : Geisha distinctissima
島内分布 : 全島
解説
池や水田の周辺で見ることができます。日中は林内で休息していることが多く、薄暗い早朝と夕方に活発に飛翔します。
分類群 : 昆虫
目名 : コウチュウ
科名 : クワガタムシ
属名 : ノコギリクワガタ
標準和名 : ノコギリクワガタ
学名 : Prosopocoilus inclinatus
島内分布 : 全島
解説
大島で、最も生息数の多いクワガタムシで、大島では、7月ごろから見られますが、最も多いのは8月中旬以降です。解説
後翅には特徴的な模様があるため、飛んでるときに車輪が回っているように見えるのが和名の由来です。飛翔時には大きな音を出して羽ばたきます。
分類群 : 昆虫
目名 : カマキリ
科名 : カマキリ
属名 : ハラビロカマキリ
標準和名 : ハラビロカマキリ
学名 : Hierodula patellifera
英名 : Giant Asian mantis
島内分布 : 全島
解説
大島でよく見かけるカマキリ。オオカマキリやコカマキリもよく観察されます。樹木やつる植物の大きな葉の上などで見かけます。解説
攻撃性が高く、毒針に刺された場合は激痛が走り、命にかかわることがあります。女王蜂の体長は37~45mm。平地や山に住み、地中や木のうろなどに巣をつくります。チョウやガの幼虫などの昆虫を捕獲し、その肉団子を巣の幼虫の食物とします。
分類群 : 昆虫
目名 : チョウ
科名 : アゲハチョウ
属名 : アゲハチョウ
標準和名 : ナガサキアゲハ
学名 : Papilio memnon
英名 : Great Mormon
島内分布 : 全島
解説
雌雄で色彩が異なります。日本産のチョウでは大きさが最大級の種類の1つです。幼虫はミカンやカラタチなどのミカン科の栽培種を食草としています。本州西南部に分布しますが、近年、関東にまで分布を広げました。解説
南方系のチョウで、1990年代前半には近畿地方以西に分布するチョウでしたが、1990年代後半から東に分布を広げたチョウです。成虫で冬越しを行い、成虫の食草はマテバシイです。解説
全国的に分布し、ほとんどの島嶼にも採取記録があります。土着地は年平均最低気温が12℃以上の地域です。成虫はおもにマメ科植物の栽培されている畑周辺に多く棲息します。翅の裏面の白帯が波状になっています。解説
全国的に分布し、裏面は濃淡のある黒褐色です。飛び方は早く、さまざまな樹木の樹液に飛来します。成虫で越冬します。幼虫の食草はユリ科のサルトリイバラ。サルトリイバラは大島ではカシャンバと呼ばれ、一般的にカシワ餅の葉として用いられています。解説
北海道を除き、全国的に分布しています。雌雄で色彩が異なっています。北へ分布を広げており、関東では1990年ごろに定着しました。幼虫はスミレ類を食べ、鉢植えのビオラにもつきます。
解説
大島で最もよく見られる虫のひとつ。人家にもよく入ってくるためか、大島では「ハトポッポ」という愛称で呼ばれています。イネ科の野草やミカンやチャなどにつきます。スズメなどの野鳥がアオバハゴロモを餌として食べているところも見られることがあります。