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管内の地勢

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三宅島

 東京から南へ約180キロメートルに位置し、面積55.50平方キロメートル、周囲38.3キロメートルでほぼ円形をなし、中央に雄山(おやま)(平成12年の噴火活動前は標高814メートル、噴火後は最高標高775メートル)があります。本島は富士火山帯上にあり、玄武岩質と塩基性溶岩と拠出物との互層からなる複式火山で、頂上及び山腹に数多くの爆発火口を残し、わが国火山中無比と言われています。
 度々、裂砕噴出をなしその都度流出した溶岩は、流動性に富み海岸まで流出しています。
 島の東側赤場(あかば)暁(きょう)付近で、昭和15年7月に「ひょうたん山」、昭和37年8月に「三七(さんしち)山」を形成、昭和58年10月には、西側中腹から爆発、溶岩は阿古温泉郷400戸を飲込み海中まで到達し生々しい景観を呈しています。
 平成12年6月26日から、17年ぶりに火山活動の活発化が見られ、7月8日には約2500年ぶりに山頂噴火が発生し、それ以降断続的に噴火は続き、9月4日の全島民島外避難(9月2日全島民避難指示)、4年5ヶ月を経た平成17年2月1日に避難指示が解除されました。その後も火山ガスの噴出は続き生活や産業への制約を受けてきました。
 島には河川はないが、清水の湧出る箇所が数ヵ所あります。また大久保浜、三池浜、錆ヶ浜など延長700メートルにも及ぶ砂浜を有するが、海岸沿いは断崖が多く湾曲部に乏しいです。
 集落は島内一円に点在し、伊豆、伊ヶ谷(いがや)、神着(かみつき)、坪田、阿古(あこ)の5集落から形成されています。

御蔵島

 三宅島の南方18キロメートル、東京から南約200キロメートルに位置し、面積20.58平方キロメートル、周囲16.4キロメートルで、島の中央に御山(おやま)(850メートル)があり、ほぼ円形をなした鐘状の火山島となっています。
 御山(おやま)の周囲には高峰が重畳し、傾斜が強く、中央御山に源を発する平清水川(ひらしみずがわ)、大島分川の 2 河川と東側に小河川を有する。また御山東南の中腹には周囲400メートルの火口湖「御代ヶ池(みよがいけ)」があります。
 地質は、富士火山系に属する安山岩に溶岩の互層から成り、海岸沿いは海蝕による直立した断崖が多く、高さ400メートルにも及ぶ大海蝕崖もあり雄大な景観を成しています。
 集落は島の北側の比較的平坦な里(さと)地区一カ所に集中しています。南側の南郷地区は以前は住居があったが現在はいません。

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