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- 「興洋」のご紹介
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「興洋」のご紹介
船の基本情報
東京都では、島しょ農林水産総合センターの「みやこ」・「やしお」・「たくなん」、小笠原水産センターの「興洋」の全4隻の漁業調査指導船を活用しながら、広大な海域における水産資源や海洋環境の調査・研究、漁業の普及や指導に取り組んでいます。
興洋は、東京都の小笠原周辺海域において、漁業に関する海洋環境や水産資源調査を行うとともに漁場の秩序を守る活動を行っています。
(基本スペック)
・乗船人員:船員9名+研究員等5名
・総トン数: 87トン
・全長 : 33.07m
・最大速力:14.2ノット(約26.3km/h(1㏏=1.852km/h))
・竣工 : 平成19年2月28日
- 興洋全景
調査海域
興洋は、父島二見港を母港とし、小笠原海域(聟島列島、父島列島、母島列島、火山列島)、沖ノ鳥島海域を調査海域としています。
船内紹介
機器紹介
興洋の主な功績
①小笠原式深海たて縄漁法の開発
興洋による試験操業を経て、ソデイカ漁法を導入するとともに、 さらにこれを改良し、メカジキやマグロも漁獲する漁法を開発しました。小笠原漁業の現在の主力はこの漁法で獲れるメカジキです。
②新種の棘皮動物の発見
国立科学博物館との共同で深海生物調査を実施し、新たな棘皮動物を発見しました。これらは「コウヨウアカモンヒトデ」と「コウヨウモアナモヅル」と名付けられました。
※棘皮動物とは・・・
棘皮動物門(学名: phylum Echinodermata)に属する動物の総称で、ウニ、ヒトデ、ナマコなどがいます。
- たて縄漁法イメージ
- コウヨウアカモンヒトデ
Mikihito Arai and Toshihiko Fujita from Species Diversity 26:7-21(2021) より引用 - コウヨウモアナモヅル
Masanori Okanishi and Toshihiko Fujita from Zootaxa 2751:25-39(2011) より引用