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東京には都市部も広がっていますが、その一方で、自然が豊かな場所も数多く残っています。それらは自然公園に指定され、生態系保護やレクリエーションの場として機能しています。しかし、そこでは植物の盗掘等の不法行為、過剰利用やマナー違反により、自然保護と利用のバランスが崩れかけています。そこで東京都は、それらの課題に対応するため、自然保護と適正利用の担い手として、都レンジャーを配置しました。
平成24年4月現在、東京都レンジャーは、多摩地域の高尾・奥多摩・御岳・檜原の4箇所に各3名、小笠原地域の父島に4名・母島に3名の計6箇所に19名配置されています。 その中でも、小笠原地域の都レンジャーは、本州から1000km離れた海洋島であるという特殊な自然環境の中で、以下の業務を行っています。
小笠原には絶滅が危惧されている動植物が多数生息・生育しており、これらの動植物の密猟や盗掘が行われることのないよう日々巡回を行っています。 また、特別保護地区においては、動物の捕獲や植物の伐採はもちろん、石や貝殻などの持ち出しも禁止されており、このような行為が行われていた場合には、是正指導および関係機関への通報を行います。
遊歩道や自然公園施設を安全に利用できるよう、点検および破損箇所や危険箇所の応急補修を行っています。
小笠原固有の動植物や特異な景観などを後世へ残していくために、利用者に対して自然公園の利用マナーやルールについて普及啓発を行っています。
小笠原の特異な生態系を維持するため、以下のような目的で定期船の入出港に立ち会っています。
希少動植物の保護策などに役立てるため、巡回時に自然環境の把握を行っています。 例として、固有昆虫類の生息状況、固有植物の生育・開花結実状況、外来種の分布・繁殖状況の把握などが挙げられます。
小笠原諸島において適正な観光利用がなされるよう、観光業者などへ利用ルールの徹底をお願いしたり、利用方法について意見交換を行ったりしています。